決定版!超高音質&人気のおすすめ密閉型ヘッドホン10選!

ヘッドホンは素晴らしい

音楽を愛する人にとって「良い音楽を良い音で聴く」というのは永遠のテーマでもありますよね。こだわりのスピーカーにアンプ、ケーブルもできるだけ良いものを使って…ああついでに5.1chの環境も作りたいなぁ…なんていう夢はガンガン広がりますが、現実はなかなか厳しいという…。

そこで我々を助けてくれる救世主になるのがヘッドホンなわけです!オーディオシステムの環境を整えるのに比べれば自宅で気軽に、かつ比較的低予算で音楽を愉しむことができるのがヘッドホン。市場には、1,000円くらいのものから10万円を超えるものまで多種多様な製品が出回っています。今回は筆者が実際に購入したor試聴したもの(購入時に比較していた製品)の中からベストチョイスと言える密閉型ヘッドホンを紹介させて頂きます。この記事をご覧になっている方の参考になれば幸いです。

ちなみに開放型ヘッドホンの特徴とオススメ機種に関しては以下の記事をどうぞ♪

決定版!超高音質のおすすめ開放型(オープンエア)ヘッドホン10選

2017.11.29

密閉型ヘッドホンの特徴

今回は構造上の特徴などの難しい解説はおいといて、実際に使用する上でメリット・デメリットとなる部分を紹介させていただきます。

メリット

密閉型ヘッドホンのメリットとして挙げられるのがまず、音漏れが非常に少ないこと。これは開放型と密閉型の大きく違う点で、開放型を屋外・公共スペースで利用することはほぼ不可能ですが、密閉型であれば、ある程度の音量ならば図書館や交通機関などの静かな場所であっても周囲の迷惑になることはほとんどありません。(もちろん機種によりますが)

また、密閉型の特徴として「低音域の表現に強い」ことがあります。開放型はどちらかといえば高音域にアドバンテージがありますが、低音域の量感・迫力に関しては密閉型に大きなアドバンテージがあるといえます。この特徴から、密閉型がDTMなどの打ち込み系の楽曲や、アニソン、ダンスミュージックなどでは抜群の相性を発揮します。最近のJ-POPに関しても密閉型で聞いたほうがバランスが良いものが多いですね。

更に、密閉型ヘッドホンは、「外部の音を遮断する」という能力において密閉型よりかなり有利な構造を持っています。特に屋外で使用する場合など、周囲の騒音によって音楽に集中できない…なんてことはよくある話ですが、密閉型ヘッドホンであれば、かなりの騒音をカットしてくれるので音楽への没入感が高まります。また、最近では騒音の遮断能力を大きく高めるノイズキャンセリング機能がついた密閉型ヘッドホンも発売されていますので、用途に合わせて選ぶことができるようになりました。

というわけで、密閉型ヘッドホンのメリットは次の3つ。

密閉型ヘッドホンのメリット
① 開放型に比べ音漏れしにくいので、公共の場でも使用できる。
② 開放型に比べて重低音~低音域の表現に強い。
③ 開放型に比べ周囲の騒音を遮断する能力が高い。

続いてデメリットも紹介しておきます。

デメリット

密閉型ヘッドホンは読んで字のごとく、耳を覆う筐体が密閉された形状を持っています。これは上で紹介したようなメリットを生む一方で「音がこもりやすい」という最大のデメリットを生む原因となっています。…が!それは一昔前のお話で、最近のヘッドホンは「ホントにこれ密閉型ですか?」とツッコみたくなるくらい抜け感の良い製品も発売されています。ただ、やっぱり一般的に開放型に比べれば抜け感・高音域の表現が弱い点は間違いないですね。

また、装着時の圧迫感を感じやすいのも密閉型の特徴です。僕の持っている密閉型ヘッドホンは、開放型のものと比べると頭部の締めつけ感が強め、やや蒸れやすいという印象があります。何時間という長時間のリスニングについては開放型の方がメリットが大きい感じですね。もちろんイヤーパッドの交換などで対処することもできますよ。

一般的な話ですが、開放型・密閉型に同程度の音質を求める場合、密閉型のほうがやや価格が高くなる傾向があります。これは構造上開放型のほうが音質を高めやすいという点にあるようですが、詳しくはわかりません(笑)ただ、音質というのは個人的な好みに大きく左右されるものですし、開放型には開放型の良さが、密閉型には密閉型の良さが有りますので、一概にデメリットとは言えないかもしれませんが、一応紹介だけしておきます。

というわけで密閉型のデメリットは次の3つ。

密閉型ヘッドホンのデメリット
① 構造上、音がこもりやすい。
② 装着時の圧迫感が強い製品が多い。
③ 同程度の音質を求める場合、開放型より価格が高くなる。

というわけで、密閉型の特徴をふまえると、密閉型ヘッドホンは次のような人にオススメのヘッドホンであると言えます。

密閉型ヘッドホンはこんな人にオススメ!
・ 屋外や公共スペースでの使用が多い。
・ 低音の迫力や量感を重視する。
・ 周囲の騒音を気にせず使用したい。
・ 数時間を超える長時間のリスニングには使用しない。

さぁ、密閉型ヘッドホンの特徴をおさえたところで、早速オススメの密閉型ヘッドホン10選を紹介していきましょう!

AKG K550 MKⅢ

密閉型なのに繊細&ヌケ感のある高音域を実現

音響機器にあまり詳しくない人にとってはあまり聞き慣れないメーカー。AKG(アーカーゲーまたはエーケージー)は、音楽の聖地オーストリアで生まれた老舗オーディオ機器メーカーです。AKGといえばK701などに代表される開放型ヘッドホンで有名なわけですが、今回のK550は密閉型。実は密閉型ヘッドホンの中で僕が最も愛用しているものになります。

その特徴は何と言っても密閉型とは思えない高音域の緻密さと伸びの良さ。一般的に音がこもりやすいことで知られる密閉型ですが、このK550MKⅢはそのデメリットをほとんど感じさせない綺麗な高音域を表現します。しかも!それでいて密閉型の特徴である低音域も必要十分に鳴らし、非常にバランスの良い音を聴かせてくれます。僕が持っているのは初代のK550ですが、そのレベルの高さを更に追求してリケーブルにも対応したのがK550MKⅢです。

一言で言うと「繊細で澄んだ音」ですね。特にピアノ系や女性ボーカルの楽曲は最高に気持ちよく聴くことができます。密閉型とは思えない高音の伸び、しかしギリギリで耳に刺さる音ではないという絶妙な味付け。大口径の50mmドライバーを採用している点が功を奏しているのかもしれませんね。低音域の量感はやや抑えめで、重低音ズンズンというヘッドホンではありません。しかし、質は素晴らしく、キレ・解像感のある高品質な低音を鳴らしてくれます。

ちなみに音漏れに関しては「密閉型にしてはやや大きめ」という印象。開放型に比べればかなり少なめです。装着感はイヤーパッドが非常に柔らかいこともあって圧迫感を感じず長時間のリスニングも快適。非常に付けやすくてムレにくいグッドな設計だと思います。部分的に金属を使っていて高級感を感じる点も憎い演出!しかも価格は二万円台前半で高級機としてはかなり良心的。心からオススメできる密閉型を代表する名機です。

このヘッドホンの評価

高音域:★★★★★(かなり優秀な伸び・ヌケ感)
低音域:★★★☆☆(量感は少なめだが必要十分)
音 場:★★★★☆(密閉型としては広めの音場)
装着感:★★★★★(イヤーマフが気持ちいい)
価 格:★★★★☆(2万円台はコスパ優秀)

製品名:K550MKⅢ
タイプ:密閉ダイナミック型(オーバーイヤー)
カラー:ブラック
周波数特性:12Hz~28kHz
感度(1mW):94dB/mW
インピーダンス:32Ω
入力プラグ:φ3.5mm ステレオミニプラグ(ストレート型)(入力変換プラグ付属:φ3.5mm→φ6.3mm)
ケーブル長さ:3m(ケーブル着脱式)
重量(ケーブル含まず):305g
出典:AKG K550MKⅢ 製品公式サイト

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SONY WH-1000XM2

高性能ノイズキャンセリングで快適な音環境を実現

SONYの最新機能盛りだくさん機。ノイズキャンセリング機能、Bluetoothによるワイヤレス機能、ハイレゾ音源にも対応でございます。僕はもともと「ノイズキャンセリング機能」は不要派だったので、「またソニーがやってくれたか…」なんて思いながら試聴に行ったんですが、このノイキャンは本当にすごかった。ヨドバシカメラの店内で使用したんですが、周囲のザワザワ感が一気になくなりました。店内放送とか近くの人の大きめの声なんかはそこそこ聞こえてくるんですが、リスニングに邪魔なノイズはほとんど気にならないレベルまでカットしてくれます。

ちょっとだけデメリットだなと感じたのは、筐体の大きさ。せっかく高機能なノイズキャンセルが付いているのに、このサイズだと装着して街中に出かけよう!…という気分にはなれないかなという(笑)でも飛行機の中や新幹線、電車や高速バスなどの比較的落ち着いて使用できる環境であれば、そのノイズキャンセリング機能によって、かなり良好なリスニング環境を提供してくれます。特に新幹線や飛行機、高速バスなどで気になる低い「ゴーーー…」という音の大部分をカットできるのだとか。

肝心の音質に関しては低音・高音ともにややこもっており、高音の伸びも悪くないけど惜しいなぁという印象。良くも悪くも密閉型らしい音だと思います。でもSONYの作る音ってもっと味付けが強めのキラキラした音というイメージがあるんですが、このヘッドホンはちょっと違う大人しめの音質でした。もちろん3万円以上する機種ですから高音質であることには変わりありませんが、「SONYの音」を期待すると裏切られるかもしれません。

一方で音漏れに関してはかなり抑えられていました。よほどの大音量で使用しない限りは周囲の人に迷惑をかけるような音漏れはしないでしょう。装着感としてはやや締め付けが強めで圧迫感がある。その分密着感はありますが、頭の形や大きさによっては合わないかもしれません。

僕はまだ試聴の段階で購入に踏み切っていませんが、長距離を交通機関で移動することが多い人や、自宅で静かな環境で音楽に集中したい!という人にはピッタリのヘッドホンではないでしょうか。とにかくノイズキャンセリング機能がすごい一台です!

このヘッドホンの評価

高音域:★★★☆☆(ややこもっている感じがある)
低音域:★★★☆☆(迫力は有。ややこもっている)
音 場:★★★☆☆(密閉型の標準的な音場の広さ)
装着感:★★★☆☆(締め付けは強め。密着感は有)
価 格:★★★☆☆(NC機能付きとしては安い方)

型式:密閉, ダイナミック
ドライバーユニット:40mm ドーム型(CCAWボイスコイル採用)
感度:103dB/mW(有線接続、POWER ON時 1kHzにて)、98dB/mW(有線接続、POWER OFF時 1kHzにて)
マグネット:ネオジウム
再生周波数帯域:4Hz-40,000Hz
インピーダンス:46 Ω (有線接続、POWER ON時 1 kHzにて)、14Ω(有線接続、POWER OFF時 1 kHzにて)
コード長:約1.5m、OFC線、金メッキステレオミニプラグ(ヘッドホンケーブル)
コードタイプ:片出し(着脱式)
入力プラグ:金メッキL型ステレオミニプラグ
質量:約275g
出典:WH-1000XM2主な仕様|SONY

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audio-technica Sound Reality ATH-MSR7

 

オールマイティに鳴らすオーテクの傑作機

国内最大のオーディオビジュアルアワードを選出するVGP2018にて金賞を受賞したヘッドホン「ATH-MSR7SE」のベースとなるモデル。デザインやドライバーユニットなどで一部異なりますが音の傾向としては似ているようです。国内最大手のオーディオテクニカが製造しています。

個人的に上で紹介したAKGのK550MKⅢと非常によく似た傾向の音質だと感じる機種で、高音域の伸びとヌケ感がとにかく綺麗です。いい意味でオーテクらしい透き通った高音で、どんな楽曲でもオールマイティに鳴らしてくれます。男性ボーカルよりは女性ボーカルのほうが得意かな?

あえてK550との違いを見つけるとすれば、低音の質感でしょうか。何というか、よく言うと凄くキレの良いボワ付かない低音、悪く言えばタイトすぎて響き・量感がないと感じる低音です。オーテクらしいと言えばそうなんですが、個人的には密閉型であればもう少し多めに低音が鳴ってもいいのかなと感じます。ただし、上にも書いたとおり高音の質感と解像感は本当に素晴らしいと感じます。この辺は要試聴ですね。

音質以外の面で言えば側圧が強めで長時間のリスニングはややきつめ。ただ、デザインは素晴らしいと思います。サイズ的にもポータブル機として使える範囲(人による)ですし、青のアクセントがカッコイイ!SONYのMDR-1Aに似ているという評価もありますが、僕的には外出時につけるなら断然こっちですね。折りたためないので大きめのバッグがないと収納できませんが…(笑)なにはともあれ、今現在オーテクで密閉型を初めて買うのであれば断然この機種をオススメします。まず失敗することはないバランスの取れた傑作機です。

このヘッドホンの評価

高音域:★★★★☆(オーテクらしい伸びのある音)
低音域:★★★☆☆(キレは良。もう少し量感が…)
音 場:★★★☆☆(音場は標準的かやや広め)
装着感:★★★☆☆(側圧は結構強め)
価 格:★★★★☆(この音質がこの値段なら優)

型式:密閉ダイナミック型
ドライバー:φ45mm
出力音圧レベル:100dB/mW
再生周波数帯域:5~40,000Hz
最大入力:2,000mW
インピーダンス:35Ω
型式:エレクトレットコンデンサー型
指向特性:全指向性
感度:-40dB(0dB=1V/Pa,1kHz)
周波数特性:50~4,000Hz
質量(コード除く):約290g
出典:ATH-MSR7|製品情報|オーディオテクニカ

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beyerdynamic DT 1770 PRO

繊細かつ広い音場を持つモニターヘッドホン

ヘッドホンや音響機器に詳しい人でなければまず耳にしないであろうベイヤーダイナミックというこのメーカー。ドイツの老舗音響機器メーカーで、世界で初めてステレオヘッドホンを開発した名門中の名門メーカーです。本機はベイヤーダイナミックが2009年から製造販売している「テスラドライバー」というテクノロジーを取り入れた高級スタジオモニターヘッドホンです。(テスラドライバーとは、簡単に言えばドライバー部分に高磁束密度を持つ磁石を採用し、高い音再現性を実現する技術です。)

一言で言えばとても解像感の高い緻密な音。高音も中音も低音もどの音域でもクリアな音を聴かせてくれます。特に高音域の伸びが素晴らしく、密閉型とは思えないほど。低音域に関しても量感のあるキレの良い低音で、迫力はあるのにボワ付かない、すごくスッキリとした音を鳴らします。また、この機種は、密閉型なのに音場が非常に広く、ヌケ感が良いのも相まって、音がこもった感じをほとんど受けないという特徴を持っています。「スタジオモニターヘッドホン」としてプロユースに十分対応する性能を持っているヘッドホンです。まぁその分お値段も4万円~と高めなのですが(笑)

装着感としては側圧はやや強め。ただし完全なアラウンドイヤー型(耳を覆ってしまう形)なので、程よいイヤーパッドの柔らかさもあって、そこまで圧迫感は感じません。ただし、屋外で使用することはほとんど想定されていないので、お折りたたみ機構などはなく、400g近い重さもあって持ち運びには全く適していません。外の音を遮断する能力はかなり高く、ノイキャン機能はついていませんが音楽への没入感はかなり高めだと感じます。高級機としては音漏れも少なめ。

このヘッドホンの評価

高音域:★★★★★(クリアで伸びのある綺麗な音)
低音域:★★★★★(程よい量感、キレのある低音)
音 場:★★★★☆(密閉型としてはかなり広め)
装着感:★★★★☆(側圧はやや強めだが悪くない)
価 格:★★★☆☆(価格帯としては高めだが…)

形式:ダイナミック、密閉型
周波数特性:5Hz – 40,000Hz
感度(SPL):102dB (1mW/500Hz)
最大SPL:125dB (200mW/500Hz)
インピーダンス:250Ω
歪率:0.05%以下 (1mW/500Hz)
許容入力:200mW
ケーブル長:3m / 片出しストレート 5m/ 片出しコイル
コネクター:3.5mm(1/8″)ステレオミニプラグ 6.3mm(1/4″)ステレオ標準プラグアダプター
質量:388g(ケーブル含まず)
出典:DTT1770PRO | 製品仕様 | TASCAM

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bearts by Dr.Dre Beats Pro

重低音の圧倒的な量感とキレをあなたに!

beatsby Dr.Dre(ビーツバイドクタードレ)はアメリカのオーディオ機器ブランドで、主にヒップホップミュージックの表現力に定評のあるメーカーです。2006年に設立された比較的新しいメーカーではありますが、同社が販売するヘッドホン「Beatsシリーズ」は、他のヘッドホンにはない豊かな重低音の量感と迫力、スタイリッシュなデザインが支持され、今ではアメリカを代表するヘッドホンメーカーとなりました。

Beatsシリーズと言えばやはり重低音の表現力。ヒップホップミュージックにピッタリのズンズン響く重低音を鳴らしてくれます。低音の量感だけでなく質感もGOODで、非常にキレのある、ボワ付かない、解像感のある重低音です。高音域に関しては「それなり」重低音に隠れることなく、十分に鳴っていますが、上に紹介したK550やDT1770PRO、ATH-MSR7などの繊細で伸びのある高音ではありません。あくまでも必要十分な高音、あくまで主役は重低音という感じです。ちなみに中音域は強調気味の味付けで、ボーカルの声がやや浮き上がって聞こえます。ちょうどよいバランスだと感じました。

ヘッドホンの音質のチューニングから考えると、ヒップホップやダンスミュージック、打ち込み系、ポップス、アニソンあたりは合うでしょうが、大編成のオーケストラなど、クラシック系は物足りなく感じるでしょう。

装着感としてはかなり側圧強めで、長時間つけていると耳~頭部が痛くなるかなという感じ。僕はこの製品の下位機種「Beats ON MIXR」を持っていますが、そちらもかなり側圧強いので、DJユースに耐えうるように強めの側圧にしているのかなと思いました。その分、外音遮断性はかなり高いように感じますが、外に持ち出すには大きいし思いです。同じ系統の音質・デザインでポータブル用途であれば「Beats ON MIXR」がオススメです。とにかくズンズン響く重低音が好きな人にはぜひ聴いてもらいたいヘッドホンですね。

このヘッドホンの評価

高音域:★★★☆☆(必要十分な量と質が出ている)
低音域:★★★★★(圧倒的な量感とキレ・解像感)
音 場:★★☆☆☆(密閉型らしい音場。音が近い)
装着感:★★☆☆☆(側圧強め。長時間はきつい)
価 格:★★★★☆(同社のフラッグシップなので)

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SONY MDR-CD900ST

密閉型モニターヘッドホンの定番中の定番!

やはりこの一台を紹介せねばならないでしょう。SONYが1989年から販売し続けている、定番中の定番モニターヘッドホン、MDR-CD900STです。販売当時から現在まで様々なスタジオでプロユースとして使われ続けている名機であり、そのお手頃な価格(一万円台)から、アマチュアの間でも愛用されています。

このヘッドホンにおいて特出すべき点は2つ。一つはその圧倒的な解像感、もう一つはフラットな音質特性です。世の中には色々なヘッドホンが出回っていますが、これほカッチリとした解像感のヘッドホンはそう多くはありません。更にそれに合わせて全く味付け感の無いフラットな音質。どの音域を強調するわけでもなく、本当に原音に忠実な音を鳴らします。あまりにクリアでフラットすぎて、音楽の鑑賞には向かないのでは…と心配になるほど。

高音は伸びるというよりは「原音がこうなんだからそのまま鳴らしてますが何か?」みたいな感じで刺さる時は刺さります。低音域もフラットで、ボワつかず必要十分な感じ。悪く言えば「面白味がない音」ですが、良く言えば「モニターヘッドホンとして原音に忠実な音」ですね。スタジオでレコーディングに使用するとか、DTMなどで作った音楽や楽器の演奏をモニターするといったユースに向いた「プロ仕様の」ヘッドホンですね。

このヘッドホンの評価

高音域:★★★★☆(フラットで原音に忠実な音)
低音域:★★★★☆(フラットで原音に忠実な音)
音 場:★★★☆☆(密閉型らしい音場)
装着感:★★★☆☆(側圧は良好、パッドが硬め)
価 格:★★★★☆(プロ仕様がこの価格で買える)

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AKG K271 MKII

AKGらしい高音と控えめな低音がクラシックにピッタリ

またまた登場、オーストリアAKGの製品です。K550と違って、こちらはスタジオモニター用途にチューニングされたヘッドホンになります。音の傾向としてはAKGらしい、かなり高音に寄ったセッティングで、非常に繊細でな高音がスーッと鳴ります。同社の開放型(例えばK701など)に比べると高音の伸びは今ひとつですが、密閉型としてはかなり頑張っている印象です。一方で低音に関しては、確かに鳴っているんだけども、他のヘッドホンに比べるとかなり少なめで迫力は無いなという感じを受けます。まぁスタジオモニターヘッドホンですから、変な味付けをせずストイックな音に仕上げているのでしょう。音の定位もフラフラせずしっかりしています。

このヘッドホンでヒップホップ系や低音寄りのポップスを聴くと、相当に物足りなく感じるでしょう。低音の量感が少なめなこともあって、特に低音域に重きをおいた曲を聴くとスカスカな感じを受けてしまいます。しかし、クラシックやジャズ、ピアノメインの楽曲にはぴったりマッチしていて、繊細でスーッと伸びていく高音は弦楽器を伸びやかに艷やかに鳴らし、一つひとつの音がしっかりと耳に届きます。大編成のオーケストラでも大丈夫です。

側圧は丁度良いか、ちょっとだけ強め。1万円台という価格帯ながら交換用のイヤーパッドがついてくる点も高評価です。ケーブルも着脱式なので、断線しても大丈夫。外音遮断性と音漏れは普通レベル。また、頭からヘッドホンを外すと自動的にミュートしてくれる機能がついています。長く愛用できるヘッドホンだと思います。

もちろん、クラシックやジャズを聴く上で、もっと良いヘッドホンは他にもありますが、一万円台という低価格でプロユースのスタジオモニターヘッドホンが手に入るという点が素晴らしい。高音域が得意なヘッドホンが欲しいけど価格が…という方にオススメしたい一台ですね。

このヘッドホンの評価

高音域:★★★★☆(繊細で伸びていく細い高音)
低音域:★★★☆☆(少なめだが解像感ある音)
音 場:★★★☆☆(密閉型らしい音場の広さ)
装着感:★★★★☆(程よい側圧感、長時間もOK)
価 格:★★★★★(1万円台でプロ仕様コスパ高)

構造:密閉型
感度(1kHz):91dB SPL/mW
再生周波数帯域:16Hz〜28kHz
最大許容入力:200mW
インピーダンス:55Ω
イヤーパッド:アラウンドイヤー、着脱式、合皮製
入力端子:3.5mmステレオ・ミニプラグ (金メッキ)
ケーブル:着脱式、片出し
質量:240g(除ケーブル)
出典:K271 MKⅡ | 製品仕様 | AKG

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SONY MDR-1A

様々なジャンルの音楽をバランス良く楽しく鳴らす

この記事で3機目のSONY製ヘッドホンです。個人的に開放型であればAKGやオーディオテクニカの音が好きなのですが、密閉型に関してはSONYの音が好きです。理由は「音楽を楽しく聴かせてくれるから」です(笑)SONYといえばいわゆる「ドンシャリ系」と言われる低音と高音を強調したような味付けの音作りをしますが、このヘッドホンも傾向としてはドンシャリ系です。ただ、高音に関して「シャリシャリする」ということはなく、程よく伸び、ほどよくクリアな聴きやすい高音を鳴らします。

一方で低音域はSONYらしい元気な味付けで、量感十分、厚みのある低音が元気に響きます。量が多く厚みがある分、低音域の解像感はやや低めですが、このヘッドホンはモニターヘッドホンではなく、音楽を楽しく聴くために作られたものなんだと感じます。しっかりとしたSONYの味付けを感じる音作りですね。元気な低音と聴きやすい高音がバランス良く調和しているので、どんな音楽もそつなく鳴らしてくれるオールマイティなやつです。

ただ、さすがに大編成オーケストラによるクラシック系など、繊細かつ伸びのある音が生命線になるような楽曲に関しては、他のヘッドホンの方がいいです(笑)同価格帯で言えば上で紹介しているオーテクのATH-MSR7なんかの方が向いているでしょう。このヘッドホンは「基本的にはポップスやアニソンなどを聴くけど、たまにはクラシックも聴くよ」という人が一台目を買う時にピッタリな一台だと思います。

あと、見た目がかなりスタイリッシュな仕上がりなので、やや大きめではありますが屋外での仕様も問題ないと思います。前機種のMDR-1Rに比べてロゴや表面材料など、若干質感が良くなっていますね。イヤーパッドも新素材を使っているようで、フィット感も良好。側圧もSONYの他機種が強めなのに対し、程よい締めつけ感でホールド性もバッチリです。これが2万円前後で買えるわけだからかなりコスパ優秀でしょう。さすがSONYさん。

このヘッドホンの評価

高音域:★★★☆☆(標準的だが聴きやすい高音)
低音域:★★★★☆(量感豊かでパワフルな低音)
音 場:★★★☆☆(密閉型らしい程よい音場)
装着感:★★★★★(側圧・パッドの質感ともに優)
価 格:★★★★★(1台持っておいて損はない)

型式:密閉ダイナミック型
ドライバーユニット:40mm ドーム型
感度:105dbB/mW
マグネット:ネオジウム
再生周波数帯域:3-100000Hz
インピーダンス:24Ω(1kHzにて)
最大入力:1500mW(IEC)
コード長:約1.2m、銀コートOFC線
コードタイプ:片だし
入力プラグ:金メッキ L型 ステレオミニプラグ
質量:約225g(ケーブル含まず)
出典:ヘッドホンMDR-1A | 製品仕様 | SONY

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ゼンハイザー MOMENTUM Wireless

スタイリッシュな見た目と驚くべき高音質を両立

質実剛健、ドイツの老舗音響機器メーカー、ゼンハイザーの密閉型ヘッドホンです。ゼンハイザーと言えばHDシリーズに代表される開放型ヘッドホンのイメージが強いですが、密閉型ヘッドホンもちゃーんと作っています。「MOMENTUM Wireless」と名付けられたこのヘッドホンでまず目を引くのが何と言ってもそのスタイリッシュさ。こんなの付けて散歩してたらモテそう!(偏見)と思えるくらいナイスなデザインです。しかもこれ、ノイズキャンセリング機能が付いている上、ワイヤレス通信にも対応しているという最先端機種なのです。

音質については相当に上手く作り込まれている印象で、特に高音の伸びとヌケの良さは開放型ヘッドホンのように感じるほど。密閉型特有のこもった感じをほとんど受けないので、刺さったりシャリついたりすることなく、聴き疲れない音を鳴らしてくれます。低音もなかなかに上品で、量感は丁度良いかやや少なめ。ただ、キレが良い解像感の高い低音なので凄くクリアに聴こえ、聴きやすい高音と相まって、とても澄んだ綺麗な音を鳴らします。音が軽いということもなく、本当にちょうどよい味付けです。長時間リスニングでも、とっても聴きやすい。

ノイズキャンセリングの機能については、上で紹介したSONYのWH-1000XM2ほどではないものの、必要十分な能力を持っています。新幹線・バス・飛行機などの不快な「ゴーー」という音はしっかりキャンセルしてくれるようです。一昔前のヘッドホンによくあった、ノイキャンした時に感じる耳が詰まった感じも受けませんでした。Bluetooth接続でワイヤレスでの使用もできますが、通常の有線での使用も問題なくできます。いやぁ時代は進歩しているなぁ。

装着感は側圧、イヤーパッドの質感ともにとても優秀。音だけでなく、人間工学的にも非常に快適に使えるように工夫されていると感じます。眼鏡の上から付けていても痛くなることはありませんでした。価格は三~四万円ということで決して安い買い物ではありませんが、これだけのスペックのヘッドホンがこの価格で買えるのなら相当にお得だと思います。折りたたみ機構も付いてますので、屋外でも屋内でも活躍すること間違い無しの一台です!

このヘッドホンの評価

高音域:★★★★★(抜け感・伸びがありクリア)
低音域:★★★★☆(程よい量感・キレのある低音)
音 場:★★★★☆(GOOD。音の定位が優秀)
装着感:★★★★★(側圧・パッドの質感ともに良)
価 格:★★★☆☆(高めだがコスパはかなり良い)

形式:ダイナミック・密閉型
周波数特性:16~22,000Hz
インピーダンス:パッシブ28Ω、アクティブ480Ω
感度:113dB
本体重量:約256g
無線規格:Bluetoth 4.0+EDR
その他の機能:折りたたみ可能、ノイズガード機能
通話時間+音楽再生:約22時間
充電時間:約3時間
出典:MOMENTUM Wireless | 製品仕様 | ゼンハイザージャパン

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あなたにピッタリの一台を!

10の製品を紹介してきましたが、いかがでしたか?

確かに数千円のヘッドホンでも音楽は聴けますが、やはりヘッドホンの音質というのは基本的に価格に比例して良くなります。(好みもありますが)いい音で音楽を楽しめる環境があると、今までよりさらに音楽を好きになりますよ。あなたもぜひ自分にピッタリのヘッドホンを見つけてステキな音楽ライフを送って下さい!

なお、この記事では密閉型ヘッドホンを紹介しました。開放型ヘッドホンについては以下の記事を参考にされてください。こっちもいいヘッドホンが揃ってますよ!

高音質の開放型ヘッドホン10選

決定版!超高音質のおすすめ開放型(オープンエア)ヘッドホン10選

2017.11.29

それでは、また!

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